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食の方言 [最近よんだ本]

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この本、とお~ってもおもしろかったです!

作者の野瀬さんは「食の方言」という

いい方をしていましたが、

つまり

普段当たり前と思っている食べ方が

実はその地方独特の食べ方だった、

ということを調べている本です。

 

タイトルの「天ぷらにソース」は実家では

当たり前のようにやってました!

天つゆなんておしゃれなものは

社会人になって知りましたよ。

残った天ぷらを翌日のおみそ汁に入れて

食べるなんてのも・・・

 

ソースかけるのも、味噌汁へ入れるのも

うちの父だけが好きでやってるかと思ったら

名古屋以西はそういう食文化があるらしいのです。

 

パパは岡山ですが

やっぱり小さいころ

天ぷらにソースをかけてたらしい。

 

名古屋はちょうど味の境界線の分岐点で

西に影響されているものもあり

東に影響されているものもあり

また、独自の名古屋めしもありで

実は結構楽しめてたんだなあ。

 

この本をよんで長年の謎も解けました。

パパは基本的に肉好きですが、

肉の中でも牛肉にかなり

執着心をもっていて、

やたら「牛、牛」いうのです。

私は牛肉の独特の臭みがあんまり好きじゃなくて、

それに高いので

すき焼きや焼き肉以外は

たいてい豚を使ってました。

食卓にあんまり牛肉が登場しないから

「牛、牛」言うのかなと思ってたら

これも食文化だったのです!

 

関西方面の人は

肉といえば「牛肉」だそうで

豚や鶏は魚と同じカテゴリーらしい。

(まあこれは大げさかもしれませんが)

だから関西では

「肉まん」ではなく「豚まん」とわざわざ

豚肉であることをことわるんだそうです。

そういえば「牛かつ」とかも関西には

ありますよね。

 

パパに聞いたら、やっぱり肉といえば牛だそうです。

そうなんだ~、おもしろいなあ。

うちなんて岡山、愛知、ここのいろんな食文化が

混じり合ってる感じ。

でも、最近は地方のおいしいものが

簡単に食べられるようになったから

なにそれ!?みたいなのは

減ってきてるのかな。

味噌煮込みも普通に売ってるし。

でもうどんがかたくないのは

やっぱり地方の人向けにアレンジしてあるのかな。

 

パパは初めて味噌煮込みを食べたとき、

「うどんが煮えてない!」と言ってました。

そう、味噌煮込みはうどんが独特なのです。

でもそれがうまいんだな~。

なんて話をしていたら味噌煮込みが食べたくなってきた!

今度帰省したら絶対たべよ。

 

 


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絵本 [最近よんだ本]

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仕事で、中学生向けの読み聞かせのリストを

作るために、半日で100冊近くの絵本を読みました。

図書室にある本は、どれもいい絵本ばかりで

読みながら目頭が熱くなって、生徒に不信がられたりして・・・(^^;)。

 

戦争や家族などの考えさせられる内容のものが

図書室には多いので、

単純に楽しめるユーモア系の絵本やや絵を楽しむ絵本も

リストに入れたくて、市立図書館でも何冊か

借りてきて読んでみました。

 

リストをつくっていくと、自分がいいな~と思っていた絵本は

作者や挿絵の人、訳の人が一緒だったりして

自分の好きな傾向もついでにわかったりします。

 

犬を飼ってるせいか、犬ものの絵本はつい手にとってしまいます。

「きみが うちに くるまえ・・・」

マリベス・ボルツ作 ディビット・ウォーカー絵

あすなろ書房

という絵本は保健所で犬をもらってきた少年が

その犬が以前はどんなくらしをしていたんだろう、

と想像する内容で、暗に動物愛護のストーリーも秘めてはいるけど

暗くなり過ぎず、絵もとってもかわいくて

大好きになった絵本です。

文章がやさしいなあ、と思ったら

「ともだちからともだちへ」という絵本と同じ

訳者(木坂涼さん)でした。

海外の絵本の場合、訳も重要です。

 

子供が大きくなっても、本棚には絵本を

おいておきたいなあと思います。

 

ついでに、最近読んだ本


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読書日記10月 [最近よんだ本]

今日読んだ本はすごい本でした。

ものすごく怖い・・・といってもホラーじゃなく

じわじわと恐さがしみてくるミステリー。

「告白」(湊かなえ 双葉社)です。

独白形式で話が進んでいくのですが、

1人の独白だけでは、すべてがわからないので

最後まで読んでああそうなんだ、とわかります。

実におもしろかったです。

内容は・・・是非読んでみてください。

中学校の女性教師の子供が学校のプールで

事故死したと思われていたのが、

実は自分のクラスの生徒が犯人だった・・・

というのは本のオビにもかかれていましたが、

それ以上の深さがあります。

 

「体育座りで、空を見上げて」(椰月美智子 幻冬舎)

「タチコギ」(三羽省吾 幻冬舎)

今幻冬舎は60年代後半から70年代前半生まれを

ターゲットにしているんでしょうか?

そう思わせてしまうような本2冊。

前者は1970年生まれの作者で

私と同い年。

世相がぴったりなのです。

チェッカーズのLPを毎日聞いている・・・とか

尾崎の曲に共感する・・・とか

スカート丈が長いところ(笑)とか・・・

1980年代の中学生を描いているんですが

意味もなく母親に反抗してしまったり、

本当の自分がだせないいらだちを感じていたり、

中学時代のもやもやした思いは

きっといつの時代も同じなんじゃないかな。

この小説の中では、大きな事件はひとつも起こらないですが

それでも、中学時代は

毎日同じ日なんて一日もないんだな、

と思わせた一冊でした。

そして後者は、男の子の小学校のお話。

1968年生まれの作者なので

こちらも、小学校時代の男子って

こんな感じだったよな~と思わせる本です。

小学校時代って、大人の世界のことは

理解できないけど、何かがおこっているということは

肌で感じ取ってるんだよな、ということを

非常に思い起こしました。

今の子供たちはこんなに泥臭くないんだろうな

とも思いましたね。

どちらも、読みがいのある本でした。

 

そしてこちらはキュートな恋愛もの。

「クローバー」(島本理生 どこの出版社だっけ?)

男女の双子の大学生活のお話ですが、

恋愛関係が派手な姉に比べて

理系の弟は全く奥手。

でも、その不器用さや真面目さが

非常に好感が持ててさわやかです。

ときどきくすりと笑えるほほえましさも

とってもいい感じの本でした。

島本さんはわりと深刻な本が多いけど、

これはさわやかでよかったです。

 

他には宇宙飛行士の野口聡一さんの「宇宙においでよ」

がとってもよかったです。

これは子供に読ませたいな。

宇宙での生活のこと、シャトルのこと

すっごく楽しそうにわかりやすく

書かれています。

 

まだまだ紹介しきれない本

たくさんありますが、今日はこのへんで。


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ハリーポッター [最近よんだ本]

遅ればせながら夏休みにようやくハリーポッター

シリーズを読み始めました。

生徒はたいてい読んでるので

わざわざ私に感想を求めてくる子もおらず、

読みたいと思いつつも、後回しになっていましたが、

最終巻が出たのを機に、読み始めました。

そして、これが、

ほんとにおもしろい!!

様々な伏線あり、ハリーとその仲間たちの成長あり、

友情あり、恋あり、

もちろん、宿敵との戦いあり、で

世界中の人々が熱中するわけがわかります。

この週末は、最終巻の一歩手前

第6巻の上だけを持ち帰って

いたんですが、あまりに続きが気になって

一気に読み終わってしまい、

下も持ち帰ればよかったと深く後悔しているところ・・・

早く最終巻の第7巻までたどり着きたいけど

読んでしまうのがもったいないなあ。

 

そんな訳で、今はハリーポッターに夢中で

他の本を読む気持ちの余裕がないですが

ちょっと前に読んでとってもよかった本を

ここにメモしておくことにします。

 

「荒野」桜庭一樹・・・思春期の少女の気持ちがものすごく上手に

書かれていてもううるうるもの!

「戸村飯店青春100連発」瀬尾まいこ・・・大阪弁で笑うツボだらけ。

泣き笑いになる。

「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎・・・さすが本屋大賞!

「鴨川ホルモー」「ザ・万歩計」万城目学・・・小説がおもしろい人は

エッセイも爆笑もの。

「いじめられっ子のチャンピオンベルト」内藤大助・・・ボクシング世界チャンピオン。

テレビに出ても浮ついてないところがいいです。

 

 

 


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読書日記6月 [最近よんだ本]

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読書のおともに・・・今回のパパの出張のお土産

スミレの砂糖漬け。

パパは「チョコレートだよ~」と買ってきましたが(笑)。

ちょうど今月号のLEEにスミレの砂糖漬けの

ポルポローネが載っていたので作ってみたいな。

 

 

今日は読書日記でした・・・


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読んでて楽しい [最近よんだ本]

ほとんど2日に一冊のペースで本を読んでいますが、

それでもまだまだ読みたい本は山積み。

冬休みは実家に帰ってひたすら読みたいなあ。

読みたい本が借りられないことを祈って・・・

 

最近読んだ本は、読後の爽快感がたまりません。

まずは「鹿男あをによし」(万城目学 幻冬舎)

職場の方に読んでみたいとリクエストされいれた本。

奈良の女子高に赴任した講師の先生が、突然鹿に話し掛けられ

凄い使命を背負わされ・・・という、あらすじだけ聞くと荒唐無稽、

SFチックな話に思えますが、不思議となじんで読めるんですよね~。

これ、来年1月からドラマになるそうです。先生役が玉木宏で。

職場の方は「イメージとちがう!」といっていましたが、

私は結構はまってるかもと思います。

先生はだんだん顔が鹿になっていってしまうんですが、

特殊メイクするのかな。楽しみ(^^)。

これ、中学の冬の推薦図書にもなっていて、こういうのもありなんだ~

とちょっとびっくり。

 

「ミッキーマウスの憂鬱」(松岡圭祐 新潮社)

ミッキーの中に入っている人ってどんな人なんだろうって

気になりますよね。

噂ではTDRで働く人にも秘密なんだとか?

この本はフィクションとことわって、ランドの内部で働くことになった

主人公の3日間を書いていますが、うそかまことか、ランドの裏側って

そうなっているのかな~?というのがすごくおもしろくて。

中学生のとき、初めてディズニーランドに行ってパレードを見たとき、

「パレードで踊る人になりたい!」と熱烈に思いましたが、

体が固いのですぐにその夢はあきらめました(^^;)。

そんな昔のことを読みながら思い出してしまいました。

 

「神様からひと言」(荻原浩 光文社)

これ、サイコーに痛快です!読んでて気持ちいい(^^)。

会社のお客様相談室に移動(左遷?)させられた主人公が、

くせのある同僚たちにもまれながら、最後は同僚たちと、

クレーマーや会社の上役たちに仕返しするのが小気味いいのです。

この作者は渡辺謙が認知症になる映画の原作「明日の記憶」

のようなシリアスな小説を書く一方で、

めちゃめちゃ笑える小説も書いていて、すごく好きな作家です。

最近出た短編集も早く読みたいな~。

 

今度職場の集会で読み聞かせをすることになってしまってすでにどきどき。

一クラスならやってるけど、全員・・・!

どんな本がいいんだろう・・・悩む(><)。

口がちゃんとまわるかなあ。

でも、みんなに本になじんでもらえる場を作っていただいて

うれしいです。

 

 

 

 

 


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「ホームレス中学生」 [最近よんだ本]

お笑い芸人麒麟の田村裕の自伝小説、

「ホームレス中学生」(ワニブックス)。

自身がよくネタにしている、中学時代に公園で寝起きしていた

という、信じられない話について語られています。

最初は、本人が不良で、家出して公園で寝起きしてたんでしょ・・・

くらいに思って読み始めましたが、普通のサラリーマン家庭で、

本人もいたって普通の中学生で、でもわけあってホームレスな

境遇になってしまった不運に驚き、読みすすめるうちに、その不運を

のろうことなく受け入れ、そして、周りのあたたかい人達や兄弟に

支えられながらまっすぐに成長していく姿は涙無しには

読めません。

お母さんを10歳のときに亡くしているそうで、そのお母さんに対する

想いが全編にあふれていて、これにも涙涙。

不遇にも腐ることなく生きる姿は、きっと亡くなったお母さんが

たとえ10年でも、その間に

愛情いっぱいに育てたからなのかな、という気がします。

わが職場では大人気の本です。


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読んだ本つれづれ・・・ [最近よんだ本]

最近読んだ本について、つれづれに・・・

自分の読んだ記録でもあるので適当に読み飛ばしてください(^^)。

重いテーマ

「美しい子ども」 石田衣良  文春文庫

「手紙」 東野圭吾  文春文庫

どちらも犯罪加害者の家族のお話。

被害者や加害者が主人公のストーリーはありがちですが、

加害者の家族という人々は、事件から取り残されてしまっている

印象です。

ともすると、私たちは、加害者の家族に対して、犯人と同様の

差別的な視線を送ってしまいがちです。

でも、加害者の家族も、ある種被害者でもあるような気がします。

そんな彼らの苦しみについて、考えさせられる2冊です。

 

石田衣良のほうは主人公が中学生のせいか、まだ悲壮感は

少ないですが、東野作品の方は、もうずっしり重くて、

これが現実かも・・・と世の中が悲しくなります。

でも、読んでよかったと思います。

 

同じ匂いがする作品

「夜のピクニック」 恩田陸  新潮社

「幸福な食卓」 瀬尾まいこ  講談社

上は高校生、下は中学から高校にかけての、女の子の

家族や学校の物語。

青春独特の、せつなさや、ふわふわとしたたよりなさ、

友人同士の間のかけひきみたいなもの、家族との、どこか

素直になれない関係がみずみずしくかかれています。

どちらも映画化しました。

 

人気作家

「包帯クラブ」 天童荒太  筑摩書房

「名もなき毒」 宮部みゆき  幻冬舎

「赤い指」 東野圭吾  講談社

上はただいま映画化しているもの。

配役ぴったりです(^^)。

天童荒太は、私の中では「永遠の仔」が強烈すぎて、

読むと落ち込むかな・・・と避けていたところもありましたが、

これは重いものをはらみつつも、さわやかに、すうっと読める

作品でした。

辛い体験を直視するのは傷口を広げるようで嫌な作業ですが、

そうしないと人は前には進めないんだなと改めて思います。

包帯を巻く・・・ていうのはいいアイデアかも。

 

中は言わずと知れたベストセラー。

宮部みゆきの本は図書館ではなかなか借りられないので、

読めるのがすごくうれしい!「楽園」もただいま待機中です♪

これは、宮部作品の、主人公がどこかほんわかしているもの系。

宮部さんの軽快な文章は読んでいて純粋に「楽しい」と思えます。

身の回りにはほんとにいろんな「毒」が蔓延していて、その毒のせい

で、今の世の中怒れる人が増えているんでしょうか・・・

 

下は・・・もう、東野作品にはいつも打ちのめされてしまいます。

重いものをどおーんと背中にしょわされるというか・・・。

「白夜行」も先の「手紙」もそうでしたが。

これは介護とひきこもりと、現代の2大不安をテーマにしていて

どの家庭にもこういう悲劇は起こりうるんじゃないかと

背筋が寒くなります。

でも、東野作品は、現実としてできれば受け止めたくない事実を

しっかりと書き込んでいるので、「現実はきれいごとだけじゃない」

と目覚めさせてくれます。

10月からの月9も楽しみ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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陸上もの [最近よんだ本]

実家へ帰っている間、子どもたちが寝た後は読書三昧(^^)。

久しぶりに夜、明日起きる時間を気にせずにひたすら読みまく

りました。

持っていった本があっという間に終わってしまい、もっと持っていけばよかった

と非常に後悔。

先日の浅田さんの講演でも、浅田さんは読み終わってしまう恐怖感から

読めないとわかっていても常に4~5冊はかばんに本が入っている、

と言っていましたが、ほんと、そのとおりです。

時間があるのに、手持ちの本がないことほど悔しいことはないですね~。

最近の時間のなさから、読めるペースを見誤ってしまった。とほほ。

 

さて、本題。

今回は陸上もの2冊。

「一瞬の風になれ 全3巻」(佐藤 多佳子 講談社)

この本は2007年の本屋大賞を受賞していて、いまだブックランキング

にもランキングしているし、いろんな人が書評でいいと言っているし、私も

あちこちで、すっごくいい、と言いまくっているので、

今更かもしれませんが。

 

中学までサッカーに打ち込んで主人公が、自分の才能に限界を

感じて、高校では一転、未経験の陸上部に入ることに。

それがもう、本当に青春で、明けても暮れても頭の中は

とにかく昨日より速くなること、前回の試合より速くなること!

それ一色。

理屈ぬきに、ただ速くなることを追求するこの年頃って

ほんとにまぶしいな~ってもう、胸がキュンキュンしてしまいます(●^^●)。

試合のシーンは、目の前でレースが行われているかのような臨場感。

思わず自分も走っている気になってしまう!

短距離苦手な私でも、走ってみたいな~、って思わせるすごい本です。

でも、陸上って個人競技だけじゃなく、また、リレーが熱いんですね~!

ついこの前、部が出来て3年目で、インターハイのリレーで優勝した浜松市高

がオーバーラップしました。まさにこの本のとおりな感じです。

 

99パーセント走る話ですが、残り1パーセントに、ほんのりあわ~い

コイバナがあったりして、これもまた胸キュンものです(^^)。

 

「風が強く吹いている」(三浦しをん 新潮社)

2006年に直木賞を受賞した作家さんです。

1976年生まれ、若いのに直木賞なんてすごいですね。

芥川賞の本はいまいち私にはなじめないものが多いんですが、

直木賞をとるほどの作家さんはやっぱり確実にうまいし、

おもしろいし、読み応えがあります。

 

これは箱根駅伝を題材にした本。

最近年のせいか、年始の箱根駅伝がおもしろく感じてきました。

以前はマラソンや駅伝なんて、ただ走ってるだけを見てて

何がおもしろいの?なんて思っていましたが、かなりドラマが

あるんですよね。

徳光さんがかなり入れ込んでる様子を追ったテレビを見て

それから興味を持ち始めました(^^)。

 

この本は、駅伝素人の大学生10人が、箱根駅伝を目指すお話。

あきらかに無茶なチャレンジなんですが、読んでいくうちに「もしかして・・

いけるかも!?」とわくわくして、もう途中で止められなくなります。

それぞれのキャラがたっているので、この本、いずれ映画になりそう。

そう思って、自分なりに配役を考えながら読んでました(^^)。

私は主人公、走(かける)は藤原竜也のイメージですが・・・いかがでしょう(^^)。

走の同級生に双子がでてくるんですが、どうしても「ざ・たっち」が

イメージされて・・・(^^;)、ありえないと思いますが。

 

この本をよんで、ますます箱根駅伝が楽しみになりました。

来年は沿道で応援してるかも!?

 

リレーも駅伝も、個人の能力に加えて、仲間の連携がとっても大事で、

それがまた醍醐味でもあるようで、同じ目標を持つ「仲間」ってほんとにいいなあと

しみじみ思いました。


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映画の原作本3冊 [最近よんだ本]

今日はNの終業式。そして私も明日から夏休み!

8月30日までお休みなので~す。(その間もちろん無給ですが・・・)

でも、子どもをみてくれる実家がそばにない私にとって、

夏休み、冬休みがお休みというのはほんとうにありがたいです。

 

休み中に読みたい本もたっぷり借りてきました。

普段読めない厚~いやつばかりで、読みきれるかな?

でも山積みになった本って、わくわくしますね~(^^)。

 

さて、最近読んだのはすべて映画の原作になった本。

映画のキャストを想像しながら読むと、おもしろさ倍増ですね。

なかなか映画は見に行く暇がないんですが、DVDになったら

原作と比べてみたいな~って思います。

さて、一冊目は・・・

「憑神」 (浅田 次郎  新潮社)

これ、妻夫木くん、はまり役ですね!

真面目でかたい武士の役、彼意外考えられないほどです。

貧乏神、疫病神、死神とでてくるのですが、貧乏神の

西田敏行もぴったり!映画がみたくなります。

浅田次郎の小説は、一見意味のない場面のように思えるところも、

実はラストへの伏線で、必ず最後にすべてつじつまがあうように

なっているので、気軽に読み飛ばせません。

じっくり、文章を味わって読みたい作家です。

 

2冊目・・・

「しゃべれども しゃべれども」 (佐藤 多佳子  新潮社)

TOKIOの国分くん主演の映画です。

原作読むと、主人公は短気で喧嘩っ早い性格ということなので、

TOKIOでいえば、国分くんより山口くんのほうがイメージかな、

という気がしました。映画を見ていないので、あくまでもイメージ

ですが。

原作は、今ちょうどはまっている小説ですが、とっても売れている本、

「一瞬の風になれ」の作者です。

「一瞬の風になれ」もこれもそうですが、主人公の語りで物語が

進んでいくので、とっても現場感、というか、スピード感があって、

次へつぎへとページをめくりたくなります。

落語を習うっておもしろそうだな~なんて思ってしまいました。

 

3冊目・・・

「失はれる物語」 (乙一  角川書店)

「君にしかきこえない」の原作、「Calling You」が入っている本

です。

名前だけの作者って、なんとなく軽いイマドキの作家かな?という感じで

図書館にあっても絶対借りないだろう作家ですが、生徒からのリクエストで

入れてみて、興味本位で読み始めたら・・・すごい!

ありえない話(いわゆるファンタジー)なんだけど、もしかして、こういうことって

ありうるのかも・・・と思わせてしまう筆力です。

作者のあとがきを読んだら、理系の大学出身だそうで、確かに、冷静な

筆致、どこか客観的な目線は、理系っぽいです。

表題作も映画の原作も、入っているストーリーはどれもせつない、というか

やるせない話ですが、文章が感情的じゃないので、読んだあとそんなに

気分が暗くならない気がします。

う~ん、書評って難しいですね(^^;)。言いたいことがうまく文章にできません~。

興味のある方、一度乙一ワールド味わってみてください。

 

 


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