「ホームレス中学生」 [最近よんだ本]
お笑い芸人麒麟の田村裕の自伝小説、
「ホームレス中学生」(ワニブックス)。
自身がよくネタにしている、中学時代に公園で寝起きしていた
という、信じられない話について語られています。
最初は、本人が不良で、家出して公園で寝起きしてたんでしょ・・・
くらいに思って読み始めましたが、普通のサラリーマン家庭で、
本人もいたって普通の中学生で、でもわけあってホームレスな
境遇になってしまった不運に驚き、読みすすめるうちに、その不運を
のろうことなく受け入れ、そして、周りのあたたかい人達や兄弟に
支えられながらまっすぐに成長していく姿は涙無しには
読めません。
お母さんを10歳のときに亡くしているそうで、そのお母さんに対する
想いが全編にあふれていて、これにも涙涙。
不遇にも腐ることなく生きる姿は、きっと亡くなったお母さんが
たとえ10年でも、その間に
愛情いっぱいに育てたからなのかな、という気がします。
わが職場では大人気の本です。
やはり、korisuさんの文を読むとおもしろそうだなぁと思います。ウチの旦那さんもこれ読んでみたかったと言っていました。
小さな時の親や周りの人たちからの愛情が、大きくなってもその人の中に大切な部分となって残るのね・・・・たまたま今日見た他の本にも、親は死んでも子育てをしているという文があったもので・・・
↓ネタ切れでも立派なお弁当ですよ。幼稚園のお弁当、ふりかけだけの人もいるというし、ものすごいキャラ弁の人もいるというし、様々で先生はいろいろ見て楽しんでいるのでしょうね~(はずかしいわ)
by mogmog (2007-10-20 22:21)
mogmogさん、こんばんは。
この本、文章は決して上手とはいえませんが、それがとっても気持ちが伝わるというか、真実味があって、もう涙ぼろぼろです。
とくにお母さんのことを本当に大好きな気持ちがたまらないんですよ~。それに周りの人もあたたかい人ばかり。でもそれって、本人がすごく明るくて前向きだから自然とそういう環境になったのかなって思わされました。絶対おすすめです!
by korisu-cafe (2007-10-22 18:26)