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映画の原作本3冊 [最近よんだ本]

今日はNの終業式。そして私も明日から夏休み!

8月30日までお休みなので~す。(その間もちろん無給ですが・・・)

でも、子どもをみてくれる実家がそばにない私にとって、

夏休み、冬休みがお休みというのはほんとうにありがたいです。

 

休み中に読みたい本もたっぷり借りてきました。

普段読めない厚~いやつばかりで、読みきれるかな?

でも山積みになった本って、わくわくしますね~(^^)。

 

さて、最近読んだのはすべて映画の原作になった本。

映画のキャストを想像しながら読むと、おもしろさ倍増ですね。

なかなか映画は見に行く暇がないんですが、DVDになったら

原作と比べてみたいな~って思います。

さて、一冊目は・・・

「憑神」 (浅田 次郎  新潮社)

これ、妻夫木くん、はまり役ですね!

真面目でかたい武士の役、彼意外考えられないほどです。

貧乏神、疫病神、死神とでてくるのですが、貧乏神の

西田敏行もぴったり!映画がみたくなります。

浅田次郎の小説は、一見意味のない場面のように思えるところも、

実はラストへの伏線で、必ず最後にすべてつじつまがあうように

なっているので、気軽に読み飛ばせません。

じっくり、文章を味わって読みたい作家です。

 

2冊目・・・

「しゃべれども しゃべれども」 (佐藤 多佳子  新潮社)

TOKIOの国分くん主演の映画です。

原作読むと、主人公は短気で喧嘩っ早い性格ということなので、

TOKIOでいえば、国分くんより山口くんのほうがイメージかな、

という気がしました。映画を見ていないので、あくまでもイメージ

ですが。

原作は、今ちょうどはまっている小説ですが、とっても売れている本、

「一瞬の風になれ」の作者です。

「一瞬の風になれ」もこれもそうですが、主人公の語りで物語が

進んでいくので、とっても現場感、というか、スピード感があって、

次へつぎへとページをめくりたくなります。

落語を習うっておもしろそうだな~なんて思ってしまいました。

 

3冊目・・・

「失はれる物語」 (乙一  角川書店)

「君にしかきこえない」の原作、「Calling You」が入っている本

です。

名前だけの作者って、なんとなく軽いイマドキの作家かな?という感じで

図書館にあっても絶対借りないだろう作家ですが、生徒からのリクエストで

入れてみて、興味本位で読み始めたら・・・すごい!

ありえない話(いわゆるファンタジー)なんだけど、もしかして、こういうことって

ありうるのかも・・・と思わせてしまう筆力です。

作者のあとがきを読んだら、理系の大学出身だそうで、確かに、冷静な

筆致、どこか客観的な目線は、理系っぽいです。

表題作も映画の原作も、入っているストーリーはどれもせつない、というか

やるせない話ですが、文章が感情的じゃないので、読んだあとそんなに

気分が暗くならない気がします。

う~ん、書評って難しいですね(^^;)。言いたいことがうまく文章にできません~。

興味のある方、一度乙一ワールド味わってみてください。

 

 


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コメント 2

nana-

映画の原作、私もよく読みます。何か読みたいけれど特には読みたいものがない・・・という時には原作ははずれがないかなぁなんて思って。今は「博士の愛した数式」を読んでいます。でも原作を読んでしまうと、映画にがっかりすることもありますね~
書評、お上手ですね~korisuさんのお勧めの本を読みたくなりますよ♪私は読書感想文が苦手でした。今年の夏休みも子どもがチャレンジしますが・・・(^^;)
by nana- (2007-07-23 20:32) 

korisu-cafe

nana- さん、こんにちは。

私は、この本を映画化したらどういう配役かを勝手に空想するのが好きです(^^)。
nana-さんも本好きなので、今度本について熱く語りましょう(笑)。

昔から感想文は好きで、よく弟の分まで書いていましたが(^^)、感じたことを文章にするって難しいですね。
語彙不足を痛感します。
by korisu-cafe (2007-07-24 17:19) 

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